WALL -CRAFT&ANTIQUE- | 作家さんの手しごとを集めたセレクトショップ
- フェティッシュ
プエブロインディアン、ズニ族の作る、動物型の呪物彫刻。呪物と言いましても、禍々しいものではなく、特別な霊力が宿ると信じられている、崇拝の対象としての彫刻物です。
かつてはアメリカに100近くあったプエブロインディアンは、今では約 25 の部族、ホピ、タオス、アコマ、ラグナ、サント・ドミンゴなどがニューメキシコ 州北西、アリゾナ州北東、南東のユタ州の一体で生活しており、ズニ族は、リトルコロラド川支流のほとりに暮らしています。
- ズニ族の創造神話では、人間は、地下世界の暗い子宮で、飛び出た目玉に4本足の鳥のような姿に成長し、何層もの地下世界を登る過程で体を変化させながら、地上に出て2本足の人となるそうです。
そして、死後は鴨に導かれ、地底湖の底の村で暮らすとされています。フェティッシュを身につけ、その動物の霊力から守りと導きを得る文化は、創造の過程で鳥獣と深いつながりを持つズニ族ならではと言えるのかもしれません。
- 特別な力が宿るとされているものを選ぶコツは、直感に従うこと。素材となる石や、動物のモチーフは様々ですけれど、石の種類やその石の持つ力、モチーフの動物が持つ霊力のことはひとまず脇において、まずは惹かれるものお探しになることをお勧めします。
フェティッシュは元々ズニ族によって作られて来ましたが、今ではズニ族以外のアーティストも作成しています。