WALL -CRAFT&ANTIQUE- | 作家さんの手しごとを集めたセレクトショップ
- 大原 光一 (おおはら こういち) / Kouichi Ohara
1974年、東京都生まれ。
1994年、大学を中退し焼き物製作を開始。
1996年、南山陶苑(常滑市)入職、主に花器の製作に従事。
1999年、退社後独立、韓国の陶産各地を訪問。
2014年、長三賞陶業展入賞。
2022年、常滑市内の工房で製作。個展、グループ展、多数。常滑市在住。
- 大原光一さんとの出会いは、2022年が明けてしばらくした日差しの暖かい日でした。当時WALLに併設されていたカフェにお茶をしに来てくださったのがきっかけとなり、窯出しに合わせて工房に伺って、作品を拝見しました。
常滑焼の酒器や花器が人気の作家さんですけれど、見せてくださった作品は、質感も形状も様々で、ユニークなものも沢山。そのいちいちが、顧客の細かなオーダーに応えてこられた技術の高さと、独自の発想から生み出されたことが楽しく、お話上手であたりの柔らかい大原さんのお人柄も相まって、時間が立つのはあっという間の事でした。
- 皿や椀や酒器などのテーブルウエァはもちろん素晴らしいのですが、スチーマーやスピーカー、厨子や神具、異形の人型オブジェ(しかも大きい)や仏手など、数々のユニークな作品が、面白いけれど奇をてらった感がないのは、大原さんのセンスと確かなスキルのためなのでしょう。
どの作品も、扱う人の暮らしを、少し上等なものに感じさせてくれるはずです。
大原さんは、ガラスの扱いにもとても長けていらっしゃるので、ガラスと陶のコラボレーション作品なども、徐々にご紹介していけたらと思っております。
WALL店主