-商品説明-
サイズ ( Size ) : 横 33 cm x 縦 22 cm / 高さ(High): 約 2.5 cm
【 作品紹介 】
流れ、たゆたい、時にぶつかり、泡立ち、分岐する表層は、木でありながら、川の水面を思わせる。
風雨に晒された古材かのような杢目模様は、
木それぞれのもつ性分と向き合う、作家の意図と独自の技巧によって作られている。
【 仕様紹介 】
東北地方のブナの自然木を使用
鉄媒染
防水ウレタン塗装
/原生林の極相となるブナは伐採制限の対象となることもあり、流通量は極めて少ない。
また、ブナは気候や積雪量、海抜などによって性状が変わるため、
作品の素材となりうる、東方で育つブナの自然木は貴重品。
目にする機会は少ないが、ブナ材本来の色味はうすい黄土色である。
【 技法 】
東北に育つブナの自然木を丸太で入手している。製材に出したのち、数年をかけて乾燥を施す。木を見るまで作品のイメージを持たず、断ち、削り、研ぎ、むしり、千切るなど、木工の枠におさまらない加工を木との対話の中で進めていく。煤け、色あせた風合いを出す鉄媒染液による着色を多くの作品に施している。
今なお、着色技法の研究を重ねている。
【 お手入れについて 】
中性洗剤で水洗い可能です。洗ったあとは自然乾燥ではなく、水気を拭き取ることをお勧めいたします。
【 Work introduction 】
Wooden tableware made by Noa hanyu.
The beech in the Tohoku district ranks high because it has narrower spaces between the annual rings than from those from other warmar districts.
【 Specification introduction 】
He makes new beech smoky color like old antique with iron mordant.
He often uses Iron mordant for his works and still continues to study the technique.
Iron mordant makes annual ring more clear so you can enjoy the contrast.
【 How to care 】
It is no color waterproof urethane coating so you can enjoy natural wood color and you can wash with water.
After washing, we recommend to wipe off the water.
【羽生野亜 (はにゅう のあ)/ Noa Hanyu 】
工業デザイナーから転向。
古道具などの古い木のモノとふれあううちに、商業ベースのものづくりにはない可能性を感じ、製作を始める。製作当初から、素材も技法もあまりに独特で、他に類を見ない作品であった。インターネットのない時代、発表の場を見つけることは難しく、また、肯定的な意見は少なかったが、独自の技法による製作を続け、数年後には数々の受賞を果たした。
作品は小皿から家具まで幅広く、製材したばかりの木に乾燥と独特な加工をほどこし、年月を経たかのような佇まいを実現している。四半世紀以上木と向き合いながら、「なぜこんなに木に魅了されるのか、その正体をまだ捉える事が出来てはいないのですが、自分なりの答えが出るまでとことん付き合っていこうと思っています。」と話す。
茨城県在住
1965 神奈川県生まれ
1989 多摩美術大学卒業
1989-91 デザイン事務所勤務
1995 朝日現代クラフト展 奨励賞
1996 朝日現代クラフト展 招待出品 , 日本クラフト展 グランプリ , 工芸都市高岡クラフト展 グランプリ
1998 工芸都市高岡クラフト展 招待出品
個展、グループ展等多数
【 Noa Hanyu 】
Noa was an industrial designer and then starts to make wooden art works.
His works is so unique and uses unusual materials so he had few places to publish his works when he started creative activities.
After few years, he got prize in Asahi Modern Craft Exhibition and starts his carrier as an artist.
He continues to make wooden arts and said he still can not find the answer why he is fascinated by woods so much .