WALL -CRAFT&ANTIQUE- | 作家さんの手しごとを集めたセレクトショップ
- 砥部砥石ものがたり (伊予鉱業所さん紹介文より)
伊予砥石は歴史も古く、奈良朝の「正倉院文書」には観世音菩薩像造立の料(あるものを造るための材料)に伊予砥石が納められたという記述から8世紀ごろにはすでに知られていたことが証明されています。また砥石を造る職業集団「造部(つくりべ)」の意味を持つ砥部の地名からも古い歴史を知ることができます。
安価で提供できる人工砥石が流通し始めるとともに天然砥石が激減、しかし最近職人さんたちの間から本物を求める声も多く先人たちが残してくれた大地に眠る遺産を再び掘り起こし地域活性化の資源にしたい考えました。千年の砥石「匠磨」で研いだ刃物の切れ味をご堪能ください。
- この「匠(たくみ)」の方の「匠磨」は天然砥石のため、オンリーワンの商品となります。
また、品質はなるべく維持して、価格は手頃に、しかも安定供給できるものを、一般家庭からプロの職人さんまで、全ての人に愛される砥石として、100%天然の焼成砥石の開発をしました。全国の陶磁器産地に陶石を出荷している採掘業者ならではの技術を結集し試行錯誤のなか、独自の練りと焼き温度を追求し、やっと商品化することができました。それがセラミック砥石の「焼磨」です。
- 茶褐色の砥石は、伊予鉱業所の陶石のみを使用した100%天然素材の砥石です。
砥石を使うシーンは、従来ですと料理人や大工、彫刻家などが浮かびますが、セラミック砥石「焼磨」があれば、今ブームのアウトドアや趣味のアート制作などさまざまな目的や場面での使用が可能になります。
古き良き時代から学び、新しい産業に挑戦していく、砥部に令和の産業として「伊予砥」を復刻し、「研ぎ文化」を未来へと継承してまいります。そして日本のみならず世界へ日本の文化を発信していくことが、愛媛で唯一の伊予砥の採掘業者としての使命だと思っております。